現地レポート

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ビザオンアライバル(VISA ON ARRIVAL)@デリー体験記

須賀 秀行
須賀 秀行
2017/4/3

インドへ訪問するには、入国ビザ取得が必要となります。一般的には日本にて観光ビザまたは商用ビザを事前に取得したうえで、インドへ訪問することになります。申請をしてから手元にビザが発給されたパスポートが手元に戻るまでおよそ7日から10日間かかります(詳細はビザ申請方法を参照してください)。しかし急な出張やまた海外出張が続いているなどパスポートを一定期間預けることが日程的に困難な場合には事前にビザを取得することができません。その場合には、ビザオンアライバル(入国時ビザ取得プログラム)が日本人向けに用意されています。弊社ではこれまでビザオンアライバルでのインド入国を進めておりませんでした。理由は4年ほど前に当該プログラムを利用した際、1時間以上待たされた挙句さらに手続きに1時間ほどかかり、到着して3時間後にようやく空港から出られた経験があったからです。
弊社社員は皆商用ビザを有しており、有効期間内であれば何度でも出入国可能なのですが、今回商用ビザの更新のタイミングが合わず、ビザオンアライバルにてインド入国にチャレンジしましたのでその内容を報告させていただきます。結論からすれば、ビザオンアライバルでの入国はオススメです!

ビザオンアライバルの概要(以下インド大使館ウェブサイトから抜粋)
条件:
・入国目的がビジネスや観光、会議への出席や医療目的で、滞在期間が30日を越えない場合
・インド国内に住居を持たず、また就労もしていない人
・有効期限が6か月以上のパスポートを所持している人
・良好な財政状況にあること(証明として帰国便のチケットの提示が求められます。また、滞在費が賄えることを証明する必要があります)(インテグリティ注:実質的には帰国便が確定していればOKです)
・インド政府によって『好ましからざる人物(persona-non-grata)』に指定されていないこと;
好ましくない人物とみなされない人;

有効期限:
到着時ビザプログラムでは、適用となる渡航目的があらかじめ定められており、それによってビザの有効期限が決まります。日本人については、一回の入国につき最長30日の滞在が許可されます。

到着時ビザプログラム運用空港:
到着時ビザプログラムが運用されるのは、デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、バンガロール、ハイデラバードの6空港のみです。

以下、デリー空港での具体的な手続きを説明します。
1. 飛行機を降りて案内板に従ってイミグレーションに進みます。時間帯によってはこのように混雑しています。今回はドバイからのフライトだったため日本人は1人だけでした。

2. 混雑しているイミグレーションを通り過ぎます。

3.直進すると、Visa on Arraivalの入り口が見えてきます。ごらんの通り、混雑していたイミグレーションと違い、誰もいません。

4.中に入ると、ビザオンアライバルの手順が書かれた掲示板があります。日本語での手順も記載されています。この後の係官と話しをしたら日本人を含む何か国の国籍者のみがビザオンアライバルを利用できるが、当制度の主要な目的は日本人のために行われているとのことでした。しかし、当制度を利用する日本人が少なくこのままだと当該制度が廃止されるかもしれないと話していました。

5.書類が置かれていますので、記入します。右がビザを持っている渡航者でも必ず記入し提出するイミグレーションカード、左がビザオンアライバル専用のフォームです。

 

6.記入が終わったら、ビザ費用を支払います。ご覧の通り誰もいません。係員を呼びます。費用は手数料を合わせて2,057ルピー(1ルピー1.8円換算で3,703円になります。日本でのビザ費用は最近の大幅な値上がりで、6か月の複数回入国の観光ビザでも5,500円しますので何度も入国の予定がない方はお得かもしれません)になります。クレジットカード(VISAまたはMASTERカードのみ)で支払います。ここで先ほど記入した書類のチェックを行ってくれます。

7.ビザ費用を払い、次にVisa Processingに進みます。ここで、先ほど記入した書類を提出し、再度確認を受け、顔認証、指紋認証を行いビザ発行です!およそ20分ほどの手続きで、先ほどの混雑していたイミグレーションより早く通過することができました。日本からのフライトの場合は、日本人乗客も多数いますので、その際にはビザオンアライバルが日本人で混雑するのかもしれませんが、手続きそのものはそれほど時間を要しません。日本でのビザ手続きはビザセンターのサービスの悪さもあり、非常に不快な思いをしながらいつもしなければならず、それを考えると費用的にもお得であり、おススメです。